第二次世界大戦で日本が降伏したとき、中国の満州、朝鮮などから多くの民間人が苦難の中を日本に引き揚げてきました。
私の両親は戦後社会の困窮の中で結婚し、私達三人の兄弟を授かり貧乏な中で子育てをしました。社会人になった私たちは亡き両親に心から感謝しています。そしてその感謝を、次の世代へ伝えるべく一般社団法人「一枝会」を設立しました。
私達の世代が学生であった頃は海外旅行をする機会は限られたものでした。社会人になって、仕事で世界の国々を訪問する機会が幾度もありました。その経験は日本という国のすばらしさを発見する得難い機会でした。こんな経験から若い世代に海外体験をしてその中で改めて私たちの祖国日本を見て欲しいと思うのです。
また、多くの団体や個人が、未来の我が国を担う若者に対して期待を込めて様々な支援をし、将来に夢や希望を持って生きていけるよう課題に取組んでいます。 一枝会はそのような活動に対しての応援をしています。
国際化時代の今こそ、世界に誇ることのできる歴史を持つ我が国を再認識し、次の世代にも日本人であることに誇りをもって生きて行ってほしいと思うのです。一枝会はそのために今できることを行おうと思います。